2015年6月のスケジュール

 

<共催plan-B>
2015年2月から開始された知念大地は連続ソロ公演のご案内!

知念大地 ダンス『命の息つぎ』

2月21日(土)、22日(日)
3月21日(土)、22日(日)
4月18日(土)、19日(日)
5月23日(土)、5月24日(日)
6月13日(土)、6月14日(日)

【開演】土曜日19:00  日曜日18:00
【開場】公演の15分前)
【料金】予約2500円  二日連続予約4000円
    ★必ずご予約をお願い申し上げます。

ご予約はこちら
知念大地(ちねんだいち)
04年 池袋の路上で大道芸と出逢い、この道を志す。以降、国内外の大道芸フェスティバルや路上で多数の芸を披露し続けている。東京中野にあるオルタナティブスペース「plan-B」で田中泯のオドリに出逢い衝撃を受け、12年 Daichi 単独 live『おもいっきりふくラッパ』をシリーズとして開始した。13年 上記公演を見ていた深田晃司監督から声がかかり、映画「ほとりの朔子」(ナント三大陸映画祭2013グランプリ・金の気球賞&若い審査員賞、タリンブラックナイト映画祭2013最優秀監督賞)にダンサー役で出演。14年 より幼少期をすごした埼玉・岡部に暮らし、更なる飛躍を求め芸を磨いている。

 

6月27日【土】昼の部14:00/夜の部19:00
6月28日【日】昼の部14:00/夜の部19:00
★開場は、各日ともに開演30分前より

二人芝居「絵金縦遊伝(えきんしょうゆうでん)~漁り火の向こう~」
―幕末土佐を生き抜いた孤高・異端の絵師「絵金」と妻初菊の物語―

前売/予約3,000円 
当日3,500円

【出演】
神山てんがい(絵金役)
上森ひろみ(初菊役)
ナカヒラ ミキヒト(ギター・唄・語り)
阿坐弥(三味線・唄・語り)

【作・演出】神山てんがい
【照明】松本伸一郎(あかりとり)
【企画制作】宵晴レ座
【総合プロデュース】渦ヨーコ


chirashi350


チラシ表と裏、出演者/制作者 プロフィール PDFはこちらをクリック

【後援】
高知県 公益財団法人高知県観光コンベンション協会

【協力】
★高知★ 絵金蔵、弁天座実行委員会、高木酒造株式会社、
     創業元禄初年・土佐藩御用菓子舗 菓匠 西川屋老舗 
     「あの頃」雑貨店 おっこう屋、古民家カフェ 道-タオ- 
     とさを商店、塩井政利、赤岡町の皆様
★東京★ 高知県アンテナショップ「まるごと高知」、
     高知県アンテナショップ「高知屋」、
     土佐の酒肴と音楽・南風酒場バイユーゲイト
     JazzBarサムライ、Phoenix株式会社、馬場雅夫、 
     写真撮影/Fujiyama

【ご予約】
①お名前(フリガナ) ②郵便番号 ③ご住所 ④お電話番号
⑤メールアドレス ⑥ご希望日時 ⑦ご予約人数
☆以上を明記の上、下記までメール又はFAXにてお申し込み下さい。
チケットのご購入について、折り返しご連絡申し上げます。
(E‐mail) info@kamiyamatengai.com
(FAX)0422-53-0183
☆只今ご予約受付中です。お席がなくなり次第締め切らせて頂きます。
  是非、お早目のご予約をお願い申し上げます。

★ご来場のお客様★
抽選で、ささやかですが絵金にちなんだプレゼントをご用意しております。ご来場を心よりお待ちいたしております。

————————-
〜 絵金と妻・初菊 〜
幕末から明治にかけて土佐で活躍した異端の絵師、弘瀬金蔵。通称・絵金。
文化九年に高知城下の髪結いの子として生まれた金蔵は幼少の頃から画才に秀でていた。藩主山内侯息女徳姫出符に際し、駕籠かきの名目で供に加えられて十八歳で江戸に上り、土佐江戸藩邸御用絵師・前村洞和と、幕府御用絵師・狩野洞益に師事する。通常十年の修業期間を三年で免許皆伝となり、天保三年、土佐に帰国した。土佐藩家老・桐間家の御用絵師となったが、ある時狩野探幽の贋作を描いた嫌疑を掛けられ、狩野派からは破門、お抱え絵師の座も剥奪され、高知城下追放の処分となる。御用絵師としてそれまで描いてきた作品の殆どは焼き捨てられた。この「偽絵事件」、金蔵への妬みや嫉妬から、陥れられたのではないか…とも言われているが、真相は闇の中である。ここから金蔵の流浪の旅が始まった。放浪しながら町絵師として暮らしを繋いでいたのであろう。土佐国内を転々とし、また、上方で芝居者の中に入っていたのではないかとも考えられている。足取りの分からぬ謎の十年を経て、やがて叔母のいる赤岡の町に辿り着く。その地で町絵師金蔵は、スーパーイラストレーターとして見事に復活したのだった。「絵金」の愛称で親しまれ、多くの傑作を残している。中でも土俗的で血みどろの芝居絵は、大衆に熱狂的に受け入れられた。闇の世界を描いた絵金の作品達は後に「土佐赤岡絵金祭り」となり、夏の夜の熱気と共に現代まで受け継がれている。

そんな数奇な絵師の人生を支えた一人の女性がいた。明治九年、絵金六十五歳にて没するまで添い遂げた、妻・初菊である。初菊についての記録は殆ど残っておらず、謎多き絵金の更に上をいく謎の人である。御用絵師まで上りつめた後に流浪の身となった夫を待ち、三人の子供を育て上げた初菊とは、どんな女性だったのであろうか。絵金が亡くなってから三年後の明治十二年、初菊も後を追うように六十二歳でこの世を去った。波乱の人生を生き抜いた異端孤高の絵師・絵金とその妻初菊は、現在、高知・薊野の墓所に静かに眠っている。